ペットを飼うという事。

動物関連の専門学校を卒業し、ペットホテル勤務経験ありの平成生まれが皆さんに伝えたい事。

愛犬のリーダーになるための心構え・態度をまとめてみました。

良いリーダーになるにはで良いリーダーの条件を書きましたがその為にはどうすれば良いのか?
今回は普段の生活の中で実践できる方法をいくつか挙げていきます

まずはじめに

このブログで書くしつけに関する内容は基本的な内容になります。
しつけは10頭いれば10通りのしつけ方法が必要となります。
それぞれの個性や性格を見てしつけ方法を変えないといけないのです。
ネットに書かれているしつけ方法が我が犬に合っているのかというのは分かりません。
その子に合ったしつけをする為にはしっかりとカウンセリングをしなければなりません。
まずは飼い主の日ごろの接し方を見直してみましょう。

毎日のコミュニケーション内で行える事

⒈ 犬の目を見つめる(アイコンタクト)
 犬とコミュニケーションを取るときに1番効果的な行動です。
⒉ 犬の口吻を軽くつかむ(マズルコントロール)
 リーダーの優位を認めさせる為に有効な手段です。
 ※唸ったり、噛みつく子は要注意!ある程度信頼関係が必要!
⒊ 犬を抱き上げる(大型犬の場合は馬乗りになる)
リーダーの力量を認めさせましょう。低い位置で何回か繰返し行いましょう。
背後から前足を浮かせても効果的です。
また、馬乗りは本来リーダー以外には許しません。
⒋ 犬を仰向けにしてお腹をなでる
無防備な姿勢(服従姿勢)にさせてお腹や足先等犬の弱点とされる部分を
触り慣れさせましょう。また、口の中に手を入れたりしてみましょう。
※支配欲の強い犬は嫌がります。
子犬の頃から行うと効果的です。
⒌ 犬と同じ場所で寝ない
ベッドは別々にしましょう。
⒍ 犬の要求を受け入れない
『散歩に行きたい』『おやつくれ』等の態度を取っても
どうするのかは飼い主が決めましょう。
要求を受け入れる前に『スワレ』等でまずは従わせましょう。
犬の要求を満たしていると犬がリーダーとなることになります。
⒎ 遊びでも人が先に手を引かない
上記と似ていますが遊びの始まりと終わりは飼い主が決めます。
最後は必ずおもちゃを取り上げましょう。またゲームの勝者は飼い主です。
また、おもちゃは犬が自分でとれる位置に置かないようにしましょう。
⒏ 人が先頭を歩く
家(玄関等)の出入りは犬に『マテ』をさせ、飼い主が先に通りましょう。
また、散歩での歩くスピードを変えてみましょう。
⒐ 人が先に食事をする
群れの中で1番先に食べるのはリーダーです。
同じ時間・同じ場所で食べる場合でも人が先に食べ始めましょう。
⒑ 食べ物は余る程に与えない
飼い主からもらっているという認識をさせるために置き餌をしない。
いつも同じ場所にエサがあると自分でエサを見つけていると思い込む可能性があります。
また、衛生面でも置き餌はよくありません。
⒒ 犬の首を押さえる
反抗的な態度をとる犬の首を上から押さえ『フセ』の姿勢を取らせましょう。
抵抗をやめるまで『フセ』の姿勢を続けさせましょう。

以上の11項目を実践していくと自然とリーダーになることができるでしょう。
ただし、家族や犬の状態次第では適切ではない項目がありますので様子を見ながら
できる項目から始めていきましょう!

心がけることは何?

それは犬が嫌がったり抵抗されても途中でやめないという事です。
抵抗によってやめてしまうと逆の認識になります。
また犬は人の感情・心理状況を感じ取ることができます。
なので人のあいまいな態度を見抜きその時に応じて服従的になったり、支配的立場に転じようとします。
この様な場合には『無視』が1番です。
何度も言うようですが犬は群れで行動していた動物なので孤独が1番嫌いなのです。
おねだりをしてきても、甘えてきても『無視』を徹底しましょう。
ただし、良いことをしたときはすぐに褒めましょう。

最後に

今回の内容で皆さんに勘違いをしてほしくないことが1つあります。
主従関係を築く為には体罰しても良いという訳ではありません。
体罰によって恐怖心が服従の気持ちを上回っては逆効果になる場合が多いです。
力だけの主従関係が信頼による主従関係に敵うはずないのです。
また、力で従われた子は子供や弱者に対して馬鹿にした態度をとります。
皆さん良いリーダーになれるように心がけましょう。