ペットを飼うという事。

動物関連の専門学校を卒業し、ペットホテル勤務経験ありの平成生まれが皆さんに伝えたい事。

犬の体調管理やお手入れについて知っていてほしいこと

今回は犬のお手入れについて簡単に書いていきたいと思います。

メディカルチェックをしましょう。

毎日メディカルチェックをすることで
疾病が進行していない状態で獣医に相談することができます。
健康チェックポイントをいくつか挙げたいと思います。

体温測定…体温計にワセリン又は水をつけ滑りを良くし
 尾の付け根優しく持って回転させながら直腸に挿入します。
(正常範囲の体温 犬:37.2~39.2℃ 猫:38.0~39.2℃)
脈拍測定…膝関節近位の大腿部内側の大腿動脈で測定
(正常範囲の脈拍 大型犬:60~80拍/分 小型犬:80~120拍/分
 子犬:110~120拍/分 成猫:100~120拍/分 子猫:130~140拍/分
)
呼吸数測定…安静時に吸気相(胸腔の膨らむ回数)を数える
(正常範囲 犬:10~30回/分 猫:20~30回/分)
以上は素人には難しいと思います。
動物病院で定期健診等の際にすることをお勧めします。
※通常時の平均値を把握しておきましょう!!

お手入れ方法や注意点を知っておきましょう

体重測定…動物用体重計を使うか人用の体重計でペットを抱いて測定し
自身の体重を差し引いて計算してください。
抱っこが嫌いな子の場合はこちらをお勧めします。5g単位で計測可能です。

…悪臭を放ち炎症による液体が出ている場合は
寄生虫や細菌の感染の恐れがあるので獣医へ行きましょう。
耳が垂れている犬種は外耳炎などになりやすいです。
ですので耳の洗浄を定期的にしましょう。

[rakuten:dogandcat:10012464:detail]

耳掃除をご自身でされる場合は綿棒等を奥に入れ過ぎないように注意してください。
犬の耳は人の耳に比べてとてもデリケートです。
自分の感覚でしないようにしてください。

…涙やけをしている場合は2%ホウ酸水に浸した脱脂綿で拭いてきれいにしましょう。
   または市販の涙やけ除去剤やシートを使用しましょう。
   ひどい場合は獣医へ相談に行きましょう。

また、フードを変えることによって涙やけや目ヤニが治る場合もありますし、予防にもなります。
☟こちらの商品はアレルギーの原因になりうる添加物も使用してません。
国産無添加ドッグフード「Dr.ケアワン」
小麦・とうもろこし・大豆を全く使っておりません。
人も安心して食べる事が出来るフードになってます。
※原材料は全て国産です。

…歯石が蓄積したり強い口臭がする場合は歯肉炎や口内炎の恐れがあります。
   そうなる前に毎日歯磨き等をしましょう。
※歯ブラシは幼児用の歯ブラシで大丈夫です

※ヨーグルト(無糖)で磨いても効果はあります。
 軽い歯肉炎なら1週間指で歯茎をマッサージするようにすれば治ります。
 それに加えて歯磨きもしましょう。

肛門腺…尻尾を上げ、肛門の下4時と8時押し上げるようにします。
     肛門腺に分泌物がたまりすぎると最悪破裂し手術になる場合があります。
※むやみに強くすると傷つける可能性があるので慎重にしましょう。
 トリマーさんなどにコツを聞いて実践してみましょう!

爪切り…毎日アスファルトの上で散歩をする犬は自然に爪がすり減って良い状態ですが
     室内犬・猫の場合は爪が伸びすぎるて歩行等に悪影響が出ますので定期的にカットしましょう。

犬の爪には神経、血管が通っています。慎重に数ミリ単位で切っていきましょう。
それが難しいようなら爪やすりで削ってあげましょう。

自分で爪を切る場合は止血剤も準備しましょう。
※片栗粉でも代用できます。

被毛皮膚の状態…皮膚アレルギーやアトピー、ノミやダニ、シラミなどに気づいたら動物病院へ行きましょう。
ブラッシングは1日1回以上しましょう。
※特に換毛期
毛質の善し悪しはフードが関係していることが多いです。
その子に合ったフードを探してみましょう。
ちなみに私の飼っている子は動物系のフード(チキン・ターキー・ビーフ等)だと下痢をするので
魚系のフード(サーモン等)を与えています。

最後に

今回書かせていただいた内容は基本的にトリミングサロンでしていただけると思います。
(体温測定、脈拍測定、呼吸数測定は除く)
なので無理矢理する必要はないのかもしれません。
ですが飼い主様自身でも最低限はできるようになれば犬とより良い関係を築けます。
出費も抑えられます。。。(笑)

※注:急に爪切りや歯磨きをしようとすると犬も人もけがをする場合がありますので
   まずは服従訓練からしていきましょう!